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秘密は、生まれた時には持っていない

『墓まで持っていく』は、自分の恥ずかしい秘密を1つ書いて、その秘密を持ったまま人生を走りぬけるゲームです。聞き出しに来る人をよけて、お墓に入れたら成功。3回バレたら、秘密は名前なしで全世界に公開されます。「それは墓まで持っていく」という言い方を、そのままルールにしました。

はじめは「秘密を持って生まれる」だった

最初の形では、6歳から走り始めて、最初から秘密の箱を持っていました。でも遊んでみると、「秘密を持って生まれた」ことになってしまいます。秘密は、人生の途中でできるものです。小3の時の失敗なら小学生のころから、会社の飲み会での失敗なら社会人になってから、隠しはじめるはずです。

そこで、秘密を書いたあとに「この秘密ができたのはいつ?」を選ぶようにしました。選んだ時期から人生が始まり、走り出す直前に、空から秘密の箱が落ちてきて手の中におさまります。できたばかりの時期がいちばん隠すのが大変なので、その時期だけ道を約1.8倍に長くして、聞き出しに来る人も多めにしています。

よけるだけだと、ただの避けゲーだった

3つのレーンを左右に動いてよけるだけだと、ふつうの避けゲームになってしまいました。そこで、秘密を守る人が実際にやりそうなことを2つ足しました。1つは「話をそらす」。道に浮かんでいる猫の話や天気の話をひろって投げると、相手は話に夢中になって道をあけます。もう1つは「ごまかしの返事」。つかまると時間が止まって質問され、3つの返事から、バレないものを選びます。

はじめは、時期ごとに返事をまとめて用意していたので、「このラブレター、だれの?」と聞かれているのに、かみ合わない返事が出ることがありました。今は質問1つ1つに合わせて返事を作り、正解は「話をそらす」か「うまくかわす」もの、まちがいは「正直に言ってしまう」「あわてて認める」ものになるようにしています。

本物の秘密を、どうあつかうか

本物の秘密を書いてもらうゲームなので、あつかいにはいちばん気をつかいました。書いた秘密は端末の中だけに置いておき、外に送るのは失敗した時だけです。成功した時も、途中でやめた時も、ページを閉じた時も、秘密は消えます。人の名前や学校名・会社名、電話番号などは、公開する前に自動で「〇〇」に置きかえます。

秘密は3つに区切って、1回バレるごとに1つずつ見えるようにしています。区切る場所は自分で動かせますが、最初の2つを1文字ずつにして、最後にほとんどを残すようなことはできません。どの区切りにも、秘密の長さの4分の1以上の文字が入るようにしています。

クリアしたあとのお楽しみ

1回でも墓まで持っていくと、「ハード」と「一発勝負」が選べるようになります。ハードは速くて人が多く、返事を選べる時間も短くなります。一発勝負は、1回バレたらその場で秘密が全部見えてしまうルールです。2つ同時にも選べるので、本物の秘密で挑むかどうかは、よく考えてから決めてください。

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