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しなしなの銃口は、20個の節でできている

『しなしなガン』は、銃口がしなしなに垂れてしまう、やる気のない水鉄砲でゾンビと戦うゲームです。水は出っぱなしなので、垂れてくる銃口を指で上にはじいて、ゾンビの方へ向け続けます。銃口の形は、夜が始まる前に毎回自分で描きます。

このゲームでいちばん時間をかけたのが、銃口の「しなしな」の動きです。今回はその作り方を書いておきます。

描いた線を、20個の節に分ける

描いた線は、そのまま1本の固い棒にはしていません。線を20個の短い節に分けて、節どうしをやわらかくつないでいます。

根元は重さで下に引っぱられ、先の方は少し遅れてついてきます。だから、はじいた時は根元から持ち上がって先がしなり、止まると先からだらんと垂れていきます。この「遅れてついてくる」感じが、しなしなに見えるいちばんの理由でした。

長さで、銃口の性格が変わる

描いた形は、そのまま銃口の性能になります。

  • 長い銃口は、1発が強い。でも重いので垂れやすく、持ち上げるのが大変
  • 短い銃口は、軽くてすぐ上がる。でも1発が弱い
  • すごく短いと「つまようじ」という名前がつきます
  • 曲げて描くと、弾の飛ぶ向きが変わる。先を少し上に向けて描くと、少し垂れても前に飛びます

描く画面では「弾の強さ・垂れやすさ・上がりやすさ」がすぐ分かるようにして、形に名前もつけました。強い形にすると扱いにくくなるので、夜ごとに出てくるゾンビに合わせて形を変えるのが、このゲームの考えどころです。

はじき方のリズム

上にサッとはじくと、銃口が持ち上がります。上がっている途中にもう一度はじくと勢いが足されるので、リズムよくはじき続けるとうまく保てます。下にはじくと下がり、横にはじくと左右に振れます。速く動かしても、1回さわるごとに1回だけ反応するようにしました。

やる気がない、ということ

はじくと、ときどき「はぁ…」とため息をつきます。3秒さわらないと居眠りを始めるので、はじいて起こします。ゾンビに水を当てると「やる気ゲージ」がたまり、いっぱいになると「ピン!」と3秒だけまっすぐ立ちます。やる気のない銃が、ほんの少しだけやる気を出す時間です。

狙いやすくするために足したもの

試しに遊んでみて、「操作しにくいのはこのゲームの特徴だけど、もう少し狙いやすくしたい」と感じました。そこで2つ足しました。

  • ねらいの線:銃口の先から、弾が飛ぶ向きに光る点がならびます。ゾンビに当たる向きの時は黄色に変わります
  • 小さな手助け:ゾンビのすぐ近くを通る弾だけ、少しゾンビの方へ寄せます

しなしなの扱いにくさは残したまま、「当たった!」と思える回数を増やすのがねらいです。

2本の銃口

描く画面には「上から見た図」もあり、ここで銃口を2本描くと、一度に2発出せます。そのかわり1発の強さは半分です。これは試しに遊びながら思いついた案で、遊び方の幅がぐっと広がりました。

しなしなガンのプレイ画面
しなしなガンのプレイ画面

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